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広東省開平市自力村楼閣


ぐ-すか・ぶ-すか中国大冒険!-広東省開平自力村楼閣1
広東省開平市自力村の楼閣群

のどかな田園の中に、ボコボコと無造作に立つ西洋風の建物。
「なんじゃこりゃ・・・?」と頭をかしげたくなる不可思議な光景です。ぐ-すか・ぶ-すか中国大冒険!-広東省開平自力村楼閣2
なんでも1900年初め頃、海外に出稼ぎに出てお金持ちになった華僑の間で
西洋建築を見よう見まねで建てるのが流行った(?)らしく、
ピーク時にはその数3000棟にものぼったとか。

しかし、中国に共産政権が発足すると、
お金持ちの家主達は建物をほったらかして海外に逃げちゃったそうなんです。

そして、この「のどかな田園の中に林立する寂れた西洋風ビル群」
という不可思議な光景が出来上がりました。

現在は1833棟が残り、2007年に世界遺産に登録されたそうです。
”知る人ぞ知る(?)”穴場の観光スポットです。
ぐ-すか・ぶ-すか中国大冒険!-広東省開平市内水上生活
開平市内の水上生活住居。
船の上もしっかり正月の飾りつけがしてあるところが微笑ましいです。

ぐ-すか・ぶ-すか中国大冒険!-広東省開平市赤坎町並み
開平市内から30分。古びたヨーロッパのような「赤坎」の町並み。
ほとんど手を加えられることなく、建築当時のそのままの姿が残っています。
町全体が1900年初頭にタイムスリップしたような町。
そんなノスタルジー漂う町で、人々は普通に生活を営んでいます。
ぐ-すか・ぶ-すか中国大冒険!-広東省開平市内
開平市内の古い建物。

香港からバスでたった4時間という場所に、別世界が広がっていました。

紹興の街並み

老街-11

紹興の街をぶらぶらしていると、中国らしい街並みがまだ残っています。
こういう街並みはなぜかほっとします。

老街-12

そんな紹興で見つけたお茶屋さん。
注意して見ないとただのボロ小屋みたい。

老街-19

勇気を出して入ってみると、やはりボロ小屋?
近所のおじさんたちがお茶や紹興酒を飲んでくつろいでいます。
みんな常連さんみたいで、自分の家みたい。

老街-17

使い古された家具。
壁は人が座ってもたれたところだけが白くなっている。

老街-14

でてきたお茶はこんな感じ。
ホーローの容器に茶葉をどばっといれてだしてくれます。
3元(約50円)也。

老街-16

壁に書かれている文字。
奥では店のおばちゃんが食事の準備中。

なんかほっとする街、紹興。


追記
お茶はいたって普通だったのだと思いますが、疲れていたのか熱いお茶が本当においしかったです。雰囲気も関係あるのかな?
メニューは何があるのかさっぱりわかりません。店に入ったら「紅茶?緑茶?」と聞かれただけでした。
まぁ、ケーキはないでしょうね。あっても注文しないほうがいいかも。中国のケーキは・・・。

紹興酒の町、「紹興」

八字橋-07
蘇州からバスで3時間、紹興酒の町「紹興」。
足こぎの舟に乗って、運河を巡る。

八字橋-20
生活感のただよう街並みをプカプカめぐる。
洗濯をしている人、ご飯を食べている人。
普段の生活を垣間見ることができる。

咸享酒店-04
名物はやっぱり紹興酒。お椀の真っ黒な液体が紹興酒。
味は塩っけのない醤油みたい。魚も鶏も貝も、全部紹興酒味。
さすがに口飽きしたけど、これでこそ紹興に来た甲斐があったというもの。

咸享酒店-03
「咸享酒店」。 雰囲気もなかなか良かったなぁ。

日々発展を続けている中国にあっても、のんびりした雰囲気を感じることができる街です。


【足こぎ舟】
東湖-13 「足こぎ舟」なんて勝手に命名しちゃったけど、本当はなんて名前なんだろう?
船頭さんが足で器用にこぎながら、手にもったオールで方向を変えていろいろなところへ連れて行ってくれます。

蘇州の運河

蘇州

  2月に内モンゴル・フフホトから蘇州に引っ越しました。
  相変わらず更新はできませんが、蘇州の街の写真を1枚だけアップします。
  5月の連休は、この運河を船に乗ってのんびり周ってみようかなぁ??

草原の家

草原の家1
  <牛糞を乾燥>・・・牛くんありがとう!冬も安心。

 内モンゴルの草原の牧民は中国政府の政策によって定住させられています。海原のように広がる大草原も今では鉄の格子によって仕切られています。そして、仕切られた草原の使用権を与えられ、その限られた範囲で放牧を行っています。そんな狭い草原では移動に適したモンゴルゲルに住む必要はなく、レンガの家に住むのが一般的です。


  <草原の家>・・・テレビは10年ほど前から見られるようになった。

 まずは写真にあるアンテナ。2つあります。日本でもあるテレビ用のアンテナと、直径1mもありそうな大きなパラボナアンテナ。大きなパラボナアンテナは見た目どおり、衛生放送を見るための物なんですが、もう1つのアンテナはテレビ用ではありません。実は電話のアンテナなんです。電話のアンテナなんて見たことがありませんが、実際に固定電話につながっていました。でも、これも固定電話とはいいましたが、あのアンテナごと持ち歩けば携帯電話に変身!便利?

風力発電
  <風力発電>・・・しっかりテレビも映ります。 

 今回行ったような集落の場合は近くの町から電気も来ているので問題ありませんが、電気が来ていない家は風力発電を使います。思ったより小さいプロペラでしたがしっかり発電してくれているようでした。

 ガスはありませんので、調理、暖房に使う燃料は「牛糞」。牛糞をしっかり乾燥させれば火力のある燃料になります。さすがに炒め物はできないかと思っていましたが、全然火力に問題はありませんでしたし、火力の調整も下の写真のような鉄の輪をつけたり外したりすれば簡単に調整できました。

かまど2
  <暖房兼かまど>・・・鍋の中身は?カレー!草原の皆様にも好評でした。

 零下30℃もある寒い冬でも、牛糞だけで十分部屋が暖まります。朝部屋を暖めれば、牛糞の余熱と太陽の日差しで日中は暖房なしで過ごせるほど家の中は快適でした。
オンドル
  <オンドル>・・・寝床の下を暖気で暖めます。寒い夜も安心。
かまど
  <かまど>・・・ご飯なんかはこちらで。

 草原滞在で一番不安なこと。トイレとシャワー。見事にありませんでした!トイレは自由にということですが、それなりのルールはあるんじゃないかな??男の人が「小」をしているところは見掛けましたが、「大」をしているところには一度もあったことがありません。うむむ、どうして会わないのかな?
 観光地などには草原にもトイレはありますが、これがまたひどく汚く臭いです。それよりも草原で地平線を見ながらしたほうが気持ちいいです!ちょっと病みつき。

 シャワーは基本的に浴びません。夏はどうなのかわかりませんが、冬は乾燥しているし、体の油を落としたらそれこそ体に悪いんじゃないかという気もしました。でも、頭や足は時々洗うみたいでした。まぁ、入郷随俗(郷に入っては郷に随え)と言いますから経験しておきましょう。

 暖房や調理にフル活用した牛糞。草原にいる時はほぼ無臭なんだと思っていましたが、フフホトに帰ってみると体も衣服も牛糞の香り!せっかくですがきれいに洗い流しました。一週間ぶりのシャワーは、体の皮が一枚はがれたような感じがして、なぜか寒いような気もしたのでした。

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